抹茶を点てる時、1杯あたりにどれくらい抹茶の粉を入れればいいかを調べる・計るのが億劫という方は少なくないのではと思います。
「小分けしているものがあれば便利なのになぁ」と思っていたのですが、丸久小山園のデジタルカタログにそれらしきものがありましたので、早速注文してみました。
丸久小山園のオンラインショップにない商品を注文する方法
丸久小山園のウェブサイトから注文する方法は、こちらの記事をご覧ください。
抹茶一服パック(和光)で抹茶を点ててみた
デジタルカタログにあった1つ目の商品がこの「抹茶一服パック」です。
市販されている抹茶3種類をそれぞれ薄茶の分量(1.5g)で小分けした商品で、1つにつき5服分入っています。
包装・小袋はとてもシンプル
届いた商品は、下の写真のように5つのアルミパックを紙袋で包んだシンプルなものでした。
アルミパックを開けると、中には抹茶が入っています。静電気?でほんの少しですが少しパックに引っ付きますので、茶杓やティースプーンでしっかり出してやったほうが良いかもしれません。
ダマになりやすいかが気になりましたので、敢えて少なめのお湯で練ってみました。1mmもない程度のほんの小さなものですが、少しダマっぽくなっているのが見えます。
感覚としては、通常の缶で抹茶を注文したものを漉さずに点てた時と近いかもしれません。
出来上がりもよい色・泡立ちで安定の丸久小山園だなぁという印象です。
フリーズドライ製法でダマになりにくい、水点ておうす抹茶「涼雲」
もう1種類の小分け商品は、水点て薄茶向けに作られた「涼雲」です。こちらは専用のパッケージで届きました。裏面に「密封容器でシェイクしても泡立ちます」と書かれているのが、茶道具を持っていない方に届けたいのだろうなという印象をうけます。(その割には通販に無かったのが不思議ですが・・・)
小分け袋はスティック状で、こちらも1.5gが入っています。
水で点ててもダマにならないように作られた抹茶ですので、お湯で点ててもダマはほとんどありません。粒子がかなり小さいので、咳や空調の風などで吹き飛ばさないように気をつけましょう(缶版試した時にやらかした)。
こちらも軽く茶筅を振るだけで綺麗に点てることができました。
擬似濃茶分量でのダマ比較
濃茶のように少ない分量で軽く練った時の写真を並べてみました。
和光(薄茶向け) 涼雲(水点て用)
飲んだ感想としても、1服パックの方はほんの少しですがダマが気になるかなぁという印象がありました。
小分けパックを買うなら水点て用がおすすめかもしれない
どちらも計量しなくて済むのはとてもメリットです。が、ダマにならないように茶漉しで漉す必要があることを考えると、小分けパックで買うなら水点て用の涼雲をお勧めしたいです。
和光などの通常版小分けパックが悪いわけではなく、「どうせ漉すなら缶で買って計量しちゃうかな」と感じたことが大きいです。ですので茶杓やスプーンで計るのはちょっと・・・という方は、通常版を茶漉しで漉して使う方が良いかもしれません。